121227 初版
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公式たち

どのくらい公式があるといいのかというのを 知りたいので載せて問題からlinkをはる。

AかAでないか(A or not A)が繰り返されるとき,
Aの起こる確率を p とすると,Aの起こらない確率は 1-p
n 回のうち r 回だけAが起こる確率は,
\({}_n{\rm C}_r p^r (1-r)^{n-r}\)
説明
例えば,5回のうち2回だけAが起こり,残り3回はAが起こらないとする(Bとかく)。
q=1-p
確率
1AABBBppqqq=p2q3
2ABABBpqpqq=p2q3
3ABBABpqqpq=p2q3
4ABBBApqqqp=p2q3
5BAABBqppqq=p2q3
6BABABqpqpq=p2q3
7BABBAqpqqp=p2q3
8BBAABqqppq=p2q3
9BBABAqqpqp=p2q3
10BBBAAqqqpp=p2q3

一般的には帰納法による。
例題
1個のサイコロを5回投げるとき, 2以下の目が2回だけ出る確率は
\({}_5{\rm C}_2\left(\dfrac{1}{3}\right)^2\left(\dfrac{2}{3}\right)^3\) \(=\dfrac{80}{243}\)

数学においても,分類の考えは大切である。
特に,場合の数や確率では全部やってみるというのは大切である。

例題
1枚のコインを6回投げるとき, (6枚のコインを同時に一度投げるとき)
表の出る回数(枚数) X の確率分布
パスカルの三角形第6段 1 6 15 20 15 6 1
X 0 1 2 3 4 5 6
確率 \(\dfrac{1}{64}\) \(\dfrac{6}{64}\) \(\dfrac{15}{64}\) \(\dfrac{20}{64}\) \(\dfrac{15}{64}\) \(\dfrac{6}{64}\) \(\dfrac{1}{64}\)
例題
1個のサイコロを5回投げるとき, 2以下の目が出る回数 X の確率分布
パスカルの三角形第5段 1 5 10 10 5 1
X 0 1 2 3 4 5
確率 \(\dfrac{32}{243}\) \(\dfrac{80}{243}\) \(\dfrac{80}{243}\) \(\dfrac{40}{243}\) \(\dfrac{10}{243}\) \(\dfrac{1}{243}\)