150507 初版 150507 更新
作図
定義
定規とコンパスだけを用いて,与えられた条件を満たす図形をかくことを作図という。
[1] 与えられた2点を通る直線を引くこと
[2] 与えられた1点を中心として,与えられた半径の円をかくこと
だけを使うことができる。
この [1], [2] を作図における基本操作ということにする。
現代で言う文字式の計算よりも,作図のほうが歴史が古い。
だが,現代では 作図の方法は式から連想する のがよい。

基本操作の組み合わせでできることを, 作図の手ということにする。
有名な話としては,
角の三等分,与えられた立方体の2倍の体積をもつ立方体は,
作図できない。
線分の垂直二等分線の作図
線分の中点の作図
角の二等分線の作図
垂線の作図
平行な直線の作図
線分の内分点,外分点の作図
長さ \(\dfrac{b}{a}\) の線分の作図
長さ \(\sqrt{a}\) の線分の作図