131104 初版 131104 更新

この式が出る理由は極めて簡明で,

P から Q に至る最短経路は,
A1 - B1 から A7 - B7 までの黄色の橋を通らなくてはならない。
それは1つではないが,最初にとおる橋で経路を分類することができる。
最初 という語はカタラン数との結びつけている。
A3 - B3 をとおる経路と,A5 - B5 をとおる経路は 共通部分がある。
だが, 最初 という語をつけると, 共通部分はない。
さりげない語だが, 場合の数では重複なく数える際に鍵になる語である。
例えば,最初に A3 - B3 をとおる最短経路は, すべての経路のうちの 5 × 11C4 である。
ただしこの中には, A5 - B5 をとおるものも含まれている。