131027 初版 131027 更新

最短経路が、同じものを含む順列、組合せと同型なのだから、
カタラン数も、最短経路問題の一部となる。
実際、level 5 のカタラン型の例として、
ababababab あるいは 1010101010 は、
階段型の街路の最短経路になっている。

一般に、A か Aでないか 繰り返しの場合の数は、
街路の最短経路問題の一部である。
問題を解く際には、
どうやって考えるかを与えるのが学習にはよい。
私はよく、言いかえというが、
同値な条件に言いかえるとか、同型なものへの対応とかいわれることである。



この階段型の右端がカタラン数である。

Qn:  1, 2, 5, 14, 42, 132, 429, 1430, 4862, …
左右の図を比べると予想ができる。
1=2-1=1-0 =2÷2
2=6-4=3-1 =6÷3
5=20-15=10-5 =20÷4
14=70-56=35-21 =70÷5
42=252-210=126-84 =252÷6
132=924-792=462-334 =924÷7
Qn = 2nCn - 2nCn+1 = \(\dfrac{(2n)!}{n!\cdot n!}-\dfrac{(2n)!}{(n+1)!\cdot (n-1)!}\)
Qn = 2n-1Cn - 2n-1Cn+1 = \(\dfrac{(2n-1)!}{n!\cdot (n-1)!}-\dfrac{(2n-1)!}{(n+1)!\cdot (n-2)!}\)
Qn = \(\dfrac{{}_{2n}{\rm C}_{n}}{n+1} = \dfrac{(2n)!}{n!\cdot(n+1)!}\)
9C5 + Q17C4 + Q25C3 + Q33C2 + Q41C1 + Q5 = 10C5
126 + 1 • 35 + 2 • 10 + 5 • 3 + 14 • 1 + 42 = 252
11C5 + Q19C4 + Q27C3 + Q35C2 + Q43C1 + Q5 = 12C5
462 + 1 • 126 + 2 • 35 + 5 • 10 + 14 • 3 + 42 = 792
Q19C4 + Q27C3 + Q35C2 + Q43C1 + Q5 = 11C4説明
1 • 126 + 2 • 35 + 5 • 10 + 14 • 3 + 42 = 330

つづく