141130 初版 141130 更新
鳩の巣原理

同じ個数の元からなる有限集合 A, B に対して,
上への対応(全射)は,必ず 1対1(単射) である。
逆に,1対1である対応(単射)は,必ず上への対応(全射)である。
例えば,10個の玉と10個の箱がある。
10個の玉をすべて箱に入れる。
ある箱に玉を2個以上入れると,空き箱ができる。
逆に,空き箱があるならば,玉が2個以上入っている箱がある。
したがって,
空き箱がないならば,箱には玉は1つずつしか入っていない。
逆に,玉を1つずつ箱に入れると,空き箱はない。

m 個の玉 と n 個の箱がある。
玉をすべて箱に入れる。
m > n ならば 玉が2個以上入っている箱がある。
このことを鳩の巣原理という。