121215 初版
トップページ

MathJaxがあまりにいいので, 調子に乗って書いてみる
SVGファイルはFirefox Chrome Operaなどでご覧ください

高校における解析学は,
関数の値の変化の様子を調べることが主題である。

関数は,
定義域に注意し,
増減を調べながら,極値,最大・最小,値域を調べることが問題である。

関数は,式やグラフで表現されるが,
案外,表も使い勝手がいい。

グラフは,一目で値の変化が分かる反面,
配慮する点が多く,敷居が高い場合がある。

その点,表は庶民的な感じがする。

そして,方程式・不等式は,
特に,不等式は,解析の 問題 である。

\(f(x)=x+\dfrac{4}{x}\)  (x > 0)
\(h\)は正の数とする。
\(x\) +0 \(2-h\) \(2\) \(2+h\) +∞
\(x\) +0 \(2-h\) \(2\) \(2+h\) +∞
\(\dfrac{4}{x}\) +∞ \(\dfrac{4}{2-h}\) \(2\) \(\dfrac{4}{2+h}\) 0
\(f(x)\) +∞ \(\dfrac{8-4h+h^2}{2-h}\) \(4\) \(\dfrac{8+4h+h^2}{2+h}\) +∞

参考: 相加平均・相乗平均 の大小関係

\(x\) \(\dfrac{1}{2}\) \(1\) \(\dfrac{3}{2}\) \(2\) \(\dfrac{5}{2}\) \(3\) \(\dfrac{7}{2}\)
\(\dfrac{4}{x}\) \(8\) \(4\) \(\dfrac{8}{3}\) \(2\) \(\dfrac{8}{5}\) \(\dfrac{4}{3}\) \(\dfrac{8}{7}\)
\(f(x)\) \(\dfrac{17}{2}\) \(5\) \(\dfrac{25}{6}\) \(4\) \(\dfrac{41}{10}\) \(\dfrac{13}{3}\) \(\dfrac{65}{14}\)
式での説明
\((x^2+4)-(4x)=(x-2)^2\)
\(0 < x < 2\)においては,\(x^2+4>4x\)
\(2 < x\)においても,\(x^2+4>4x\)
グラフ
漸近線は,直線\(y=x\)
\(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow +\infty}\left(f(x)-x\right)=0}\)だから