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2次正方行列 A=(abcd) に対して
ad - bc を A の行列式(determinant)といい det(A) とかく。
ad−bc=|abcd| と書くことも多い。
ad - bc = 0 ならば 解が1つに定まらない(解が無数になるまたは存在しない)
ad - bc = 0 ならば c = ak, d = bk なる k が存在する。
また,
ad - bc = 0 ならば b = al, d = cl なる l が存在する。
ax + by = p を 平面上の直線を表すと見たとき,
(a, b) は この直線の法線ベクトルである。
行列式 ad - bc = 0 ということは,
2つの法線ベクトルが平行であることを意味している。
一般に,
|abakbk|=0,
|aalccl|=0