連続

161227 初版 161227 更新
 関数 f(x) が 定義域内の x = α で 連続とは高校ではグラフがつながっているという理解で十分です。
f(α) が存在しなければ, x = α は定義域ではありません。
\(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow\alpha}f(x)}\)  が存在しなければ,すなわち
\(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow\alpha+0}f(x)}\),  \(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow\alpha-0}f(x)}\) が一致しなければ,グラフはつながりません。
\(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow\alpha}f(x)}\)  が存在したとしても, それが f(α) と一致しなければ,やはりグラフはつながりません。
 x = α でグラフがつながっていることを数式で表すと,
次の3つの値が存在して,一致していることです。
\(f(\alpha)\),  \(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow\alpha+0}f(x)}\),  \(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow\alpha-0}f(x)}\)
高校ではこの程度で十分です。
 閉区間 a ≦ x ≦ b で 関数 f(x) が連続であるとは,
区間内でグラフがつながっていることをいいます。
すなわち,区間内の任意の α で, 次の3つの値が存在して,一致していることです。
\(f(\alpha)\),  \(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow\alpha+0}f(x)}\),  \(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow\alpha-0}f(x)}\)
 閉区間 a ≦ x ≦ b で 関数 f(x) が連続であり, しかも,f(a) < f(b) であるとします。
このとき,f(a) ≦ γ ≦ f(b) なる任意の γ に対して, f(c) = γ, a ≦ c ≦ b なる c が少なくとも一つあります。
このことを中間値の定理といいます。