接線

161225 初版 161225 更新
 関数 f(x) は 閉区間 a ≦ x ≦ b において,連続だと仮定します。 連続とは高校ではグラフがつながっているという理解で十分です。
 y = f(x) において,
x が a から a + h まで変化するときの 平均変化率 \(\dfrac{f(a+h)-f(a)}{h}\) は
グラフにおいては,2点A(a, f(a)), P(a + h, f(a + h)) を結ぶ 線分APの傾きになります。
 P を限りなく A に近づけるとき, すなわち,h を限りなく 0 に近づけるとき,
平均変化率の極限 すなわち,微分係数は, 接線の傾きになります。
微分係数 \(\displaystyle{f^\prime(a)=\lim_{h\rightarrow 0}\dfrac{f(a+h)-f(a)}{h}}\)
導関数 f'(x) が分かると,x に a を代入した値が, 微分係数となります。
接線の方程式は y = f'(a)(x-a) + f(a) となります。