150328 初版 150328 更新
文字には,定数を表す文字と変数(不定元)をあらわす文字がある。
定数とは多くの場合,変数とは無関係に定まる数である。
変数は,学びはじめとしては数を取るものとしてよい。
項の結合を式という。
各項の次数がすべて自然数または0である式を整式という。
この場合,文字は数とする。
1文字以上(高校では1,2文字)の変数の整式を多項式という。
整式(多項式)には 自然に 数が作用している。
すなわち,
m(A+B) と mA + mB は等しいとする。
文字の部分が同じ項を同類項という。
同類項はまとめることができる。
すなわち,
aX + bX と (a+b)X は等しいとする。
m(A+B) = mA + mB
aX + bX = (a+b)X
この2つは重要な変形である。
\(3ax+by+2xy+x^2+3y^2\) を
x についての整式と見て,降べきの順に並べると, \(x^2+(3a+2y)x+3y^2+by\)
y についての整式と見て,降べきの順に並べると, \(3y^2+(2x+b)y+x^2+3ax\)
2つの式 A, B があったとき, A + B はただの連結である。
2つの式 A, B があったとき, A - B は A + (-B) と定義する。