160424 初版 160424 更新
独立な試行
2つの試行 S, T について，
互いの結果に影響を及ぼさないとき，
この2つの試行は独立であるという。
3つ以上の試行についても同様である。
試行 S, Tが独立であるとき，
S の結果である 事象 A,
T の結果である 事象 Bについて，
P(A∩B) = P(A)・P(B)
例1
白玉3個，赤玉5個の玉が8個入っている袋から1個取り出して，
色を調べてまた袋に戻す。
この操作を2回行うとき，
2回とも白玉である確率は \(\dfrac{9}{64}\) である。
例2
さいころ1個を続けて2回投げる。
出た目の数が2回とも2以下である確率は \(\dfrac{1}{9}\) である。
例3
さいころ1個と硬貨1枚を同時に投げる。
さいころの目が2以下でありかつ硬貨が表である確率は \(\dfrac{1}{6}\) である。
さいころの目が2以下でありかつ硬貨が裏である確率は \(\dfrac{1}{6}\) である。
さいころの目が3以上でありかつ硬貨が表である確率は \(\dfrac{2}{6}\) である。
さいころの目が3以上でありかつ硬貨が裏である確率は \(\dfrac{2}{6}\) である。