121226 改訂
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「一応正確に描いた図を見れば真であることが明らかな命題」 をもとに高校生向きの幾何学を構成していく。

2点A, Bがあるとき,直線が1本存在するが,
そのうちA, Bの間を線分ABという。
線分ABの長さは2点A, B間の距離である。
例えば,A(2, 5), B(6, 3) のとき,
Bは点Aからみて (右に4, 下に2) にある点である。
このように,自然と座標軸と平行な辺をもちABを対角線とする長方形を考えている。
ベクトルの成分表示に他ならない。\(\overrightarrow{\rm AB}=(4,-2)\)

ベクトルがけしからんなんてとんでもない。 これは小学生でも十分理解できる。 ものの思想こそ,スパイラルに学習するべきである。

一般にA\((x_1, y_1)\), B\((x_2, y_2)\) のとき,
\(\overrightarrow{\rm AB}=(x_2-x_1,y_2-y_1)\)
線分ABの長さは,ピタゴラスの定理により
\({\rm AB}=\sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2}\)