自然数のn進法表示

160518 初版 160518 更新
 無限個の点が左から右に一列に並んでいるとします。 一番左の点を1 と名づけます。 10個ごとに十 と印をつけることにします。 十の印10個ごとに上書きして百 という印, 百の印10個ごとに上書きして千 という印をつけていくことにします。 この操作を位取りと呼んでいます。 例えば,862番目の点は,8番目と9番目の百という点の間にあります。 そのうちの6番目と7番目の十という点の間にあります。
 任意の自然数 n に対して,
n = a0 + a1・10 + a2・102 + a3・103 + …   なる数列a0, a1, a2, a3, … が一意に定まります。 それぞれの ak は 0 から 9 までの自然数です。 (\(\displaystyle{n=\sum_{k=0}^\infty a_k\cdot 10^k}\) における無限個の ak たちのうちほとんどは0 です。) このように,0から9までの10個の数字と位取りを使って,自然数を表記することを10進法表示と呼びます。
例えば, 862 = 2 + 6・10 + 8・102  (a3 から後は 0)
 無限個の点が左から右に一列に並んでいるとします。 一番左の点を1 と名づけます。 今度は2個ごとに二 と印をつけることにします。 二の印2個ごとに上書きして四 という印, 四の印2個ごとに上書きして八 という印をつけていくことにします。 例えば,862番目の点は,上書きされたものを含めて 431番目の二 です。 これは,上書きされたものを含めて, 215番目と216番目の四の間にあります。 このようにして,
n = a0 + a1・2 + a2・22 + a3・23 + …   なる数列a0, a1, a2, a3, … が一意に定まります。 それぞれの ak は 0 から 1 までの自然数です。 (\(\displaystyle{n=\sum_{k=0}^\infty a_k\cdot 2^k}\) における無限個の ak たちのうちほとんどは0 です。) このように,0から1までの2個の数字と位取りを使って,自然数を表記することを2進法表示と呼びます。
例えば, 862 = 0 + 1・2 + 1・22 + 1・23 + 1・24 + 0・25 + 1・26 + 0・27 + 1・28 + 1・29  (a10 から後は 0)
これを 862(10) = 110101110(2) と書きます。
 ak たちを「上の桁」から決めてみます。
ka2kakr
98625121350
8350256194
794128094
69464130
53032030
43016114
314816
26412
12210
00100