121223 初版
トップページ

逆の考えは、とても基本的な考えである。
数学には逆の考えがふたつある。
ひとつは,逆の命題。
ふたつめは,逆の対応である。

数列と関数の考えは、ほとんど違わないと思う。
高校で考察する関数も, 表を用いるがよいと思う。

xの4乗
\(x\) -3 -2 -1 0 1 2 3 4 \(a\) \(-a\)
\(x^4\) 81 16 1 0 1 16 81 256 \(a^4\) \(a^4\)

この逆対応が,4乗根である。
\(x^4:\ x\mapsto x^4\)の対応が2対1であるから, 逆対応は1対2である。
すなわち,

n乗してaとなる数をaのn乗根という。
nが偶数のとき,
nが奇数のとき, また,\(\sqrt[n]{-a}=-\sqrt[n]{a}\)

新しい記号が出てきた。確認しよう。
\(\sqrt[n]{a}\)はあくまで,ひとつの数を表している。