140222 初版 140222 更新
実数 α の数直線における点を P とする。
Pと原点O との距離を α の絶対値といい \(\left|\alpha\right|\) とかく。
-1 は 負の数で,絶対値は1
\(-\dfrac{17}{5}\) は 負の数で,絶対値は \(\dfrac{17}{5}\)
\(\sqrt{3}\) は 正の数で,絶対値は \(\sqrt{3}\)
\(2-\sqrt{3}\) は正の数か,負の数か,絶対値はいくらか
\(\sqrt{3}-2\) は正の数か,負の数か,絶対値はいくらか

数直線上にあるはずなので,打点する。
P が \(2-\sqrt{3}\) である。
原点より右にあり,正の数である。
実数 α の絶対値を\(\left|\alpha\right|\) で表す。
\(\left|2-\sqrt{3}\right|=2-\sqrt{3}\)
Q は \(\sqrt{3}-2\) である。
原点より左にあり,負の数である。
実数 α の絶対値を\(\left|\alpha\right|\) で表す。
\(\left|\sqrt{3}-2\right|=2-\sqrt{3}\)
実数 x とその絶対値を対応させる表を作る。
関数の考えである。
x -2 -1 0 1 2 3
|x| 2 1 0 1 2 3
↘は減少を, ↗は増加を表す。
\(f(x)=\left|x-1\right|\)とする。
x -2 -1 0 1 2 3
\(f(x)\) 3 2 1 0 1 2

この関数の値は,点x と 1 との距離といってもいい。
絶対値の性質