140301 初版 140301 更新
証明図式 3
A = B をいうためには,
(証明)
A - B= T1 = T2 = T3 = … = 0
よって, A = B
(終)
A と B の差を評価する。
評価するというのは,式の値がどうなるか, 値の範囲を調べるという意味である。
どんな場合でも 差が 0 になれば A と B は式として等しい。
等式 \((a^2+b^2)(x^2+y^2)=(ax+by)^2+(ay-bx)^2\) が成り立つことを証明せよ。
(証明)
\((a^2+b^2)(x^2+y^2) - \{(ax+by)^2+(ay-bx)^2\}\)
\(=(a^2x^2+b^2x^2+a^2y^2+b^2y^2)\) \(-(a^2x^2+2axby+b^2y^2+a^2y^2-2aybx+b^2x^2)\) \(=0\)
よって, \((a^2+b^2)(x^2+y^2)=(ax+by)^2+(ay-bx)^2\)
(終)
正しいことを説明するのだから,結論は分かっている。
私たちが要求するのは,説明をしっかりと書くこと。
初心はくどいくらいに書くこと。
あまり,省略しないのがよい。