151104 初版 151104 更新
約数と倍数

2つの整数 a, b に対して
a = bk なる 整数 k があるとき
a は b の倍数である という。
b は a の約数である という。
4の正の倍数 4, 8, 12, 16, 20, 24, …
6の正の倍数 6, 12, 18, 24, 30, 36, …
12の正の約数 1, 2, 3, 4, 6, 12
整数 n が a, b の公倍数であるとは,
n が a の倍数でもあり, b の倍数でもあることをいう。
正の公倍数のうち最小の数を 最小公倍数 (least common multiple)という。
整数 n が a, b の公約数であるとは,
n が a の約数でもあり, b の約数でもあることをいう。
正の公約数のうち最大の数を 最大公約数 (greatest common divisor)という。
a と b が互いに素であるとは
最大公約数が1であることをいう。
2以上の整数 n で,
n の 正の約数が 1, n しかない数を 素数と いう。