151115 初版 151115 更新
二項定理

(a + b)n の展開式における
an-r br の係数を 二項係数という。
あわせて n 個ある,2文字 a, b から
a を (n-r) 個,b を r 個 組合せる場合の数だから
nCr と等しい。
異なる n 個を
(n-r) 個 の A組,r 個 の B組 の 2組に分ける場合の数
とみることもできる。
(n-r) 個 の a,r 個 の b, あわせて n 個ある,2文字 a, b を
一列に並べる場合の数とみることもできる。
すなわち,\(\dfrac{n!}{(n-r)!\cdot r!}\) と等しい。

(a + b + c)n の展開式における
ap bq cr の係数を 考えよう。(p + q + r = n)
あわせて n 個ある,3文字 a, b, c から
a を p 個,b を q 個, c を r個 組合せる場合の数だから
nCpq+rCqrCr と等しい。
異なる n 個を
p 個 の A組,q 個 の B組,r 個の C組 の 3組に分ける場合の数
とみることもできる。
p 個 の a,q 個 の b, r 個 の c, あわせて n 個ある,3文字 a, b, c を
一列に並べる場合の数とみることもできる。
すなわち,\(\dfrac{n!}{p!\cdot q! \cdot r!}\) と等しい。
多項定理 と呼ぶ人がいる。