SSH指定を活用した数学教育
第97回全国算数・数学教育研究(北海道)大会
http://www.minamiazabu.net/math/tsubuyaki/150807/index.html

はじめに
 新潟で行われた第92回(H22, 2010)大会において, SSH事業を活用しての数学的活動を含む教材の開発という話をしました。 現在勤務している高校でのSSH指定申請に携わるにあたり, 数学科も積極的に与しようといくつかのことを考えました。 導入した理由と現状を報告します。
 本校理数科の学校設定科目 数理科学 について, 導入理由と思想を残しておきたいと思います。 賛同される方が,他校での導入を考えるための助けになればとも思いますし, 数年後,何でこの科目があるのかといったとき 残そう, やめようという議論の参考になればと思っています。
 数学分野の生徒課題研究について。 どのようなテーマがあるか悩むところです。 私はいろいろなところで同じことを書いていますが, 基本的な考え方は変わっていません。
 グローバル人材の育成とのかかわりで, 英語による数学の授業を企画しました。 県内のいくつかの高校でも,実施されました。 そのことについて,記録を残しておきたいと思います。
 プロジェクタのある授業を 実施して2年目になります。 試行錯誤の記録です。 この頃,県内のいくつかの高校で電子黒板が導入され始めました。 数学ではどのように使えるかという話です。
 数理科学 と プロジェクタのある授業 における キーワードは 日常 です。 特別なときに,特別な数学教育をするのではなく, 普段の年間200回程度ある授業はどうあるべきか  ということを考えていきたいと思います。
 本校SSHの研究報告集に書いてあることが中心になっています。 書ききれなかったことを若干補足しています。