130121 初版
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点Oを中心とする半径3の円Oと,
点Oを通り,点Pを中心とする半径1の円Pを考える。

どこかでみたような問題を解いていく。
この問題は解説を読む前に解いてみないと価値がない。
21日の段階では予告編としておく。

すごく興味深くいろいろと考えさせる一連の問題たちであった。
この問題はそうでもないが, やはり何はなくとも計算力であった。
姑息な公式や受験技術よりも確かな計算力である。
出題者は高校生なんかより数学をよく知っている。 受験技術も知っている。

対策よりも攻めの学習をしたほうがいい。
対策はきりがない。
よりよい問題を自分できちんと考えて, 確実に計算をする姿勢を,
普段からこころがけるべきである。
数学の本質を探ろうとするべきである。

今年の問題のキーワードは,
公式や定理よりも思考力と計算力である。
問題が先にあって,どう考えるかを見ているのである。
模擬試験や対策型の学習では, ある公式を知っているかをテストするために問題があったりする。
発想が逆である。
制限ある解答方法で,出題者はよくがんばっている。

特に図形の問題では, 図による可視化と,論理と計算が三位一体となり,
必要があれば相互に調整しながら解いていく。
また,条件から連想する力も必要である。
単に知識量や公式を活用する能力だけではない。

この問題はまず,図をかくことからはじめる。
次のような図がかけただろうか。
手本がないとできないものである。 普段の経験と自ら問題に臨む姿勢が問われている。

この図は HTML5 canvas を使って描かせているが,
script を使って自由に描けるようになれば, 幾何のセンスは付いていく思う。
定規とコンパスも大切だが, 21世紀はこんなのが,せっかくの道具である。
chrome は script のデバッグもできるのでお勧めである。

つづく