130527 初版 130527 更新

トップページ

増減の問題は古来から研究されてきた。
今回も第1次導関数の利用である。

関数 f(x) は x=a で微分可能であるとする。
すなわち, \(\displaystyle{\lim_{h\rightarrow 0}\dfrac{f(a+h)-f(a)}{h}}\) が存在する。
すなわち, 右からと左からの極限値が存在して等しい。
このとき, \(\displaystyle{f^\prime(a)=\lim_{h\rightarrow 0}\dfrac{f(a+h)-f(a)}{h}}\) とおくのであった。
h を 0 よりほんの少しだけ大きな数とする。
\(f(a+h)=f(a)+f^\prime(a)\cdot h\)   これは近似式である。
平均値の定理はこれをしっかり述べたもので,
\(f(a+h)=f(a)+f^\prime(c)\cdot h\),   \(a < c < a+h\)
したがって,
\(f^\prime (x) > 0\) である区間では f(x) は増加する。逆もいえる。
\(f^\prime (x) < 0\) である区間では f(x) は減少する。逆もいえる。