130124 初版 131030 更新
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小平邦彦先生の「幾何への誘い」(岩波現代文庫)に誘われて,
この 幾何学1 では「一応正確に描いた図を見れば真であることが明らかな命題」 をもとに高校生向きの幾何学を構成していく。

どのくらいのことが連想できればよいのかを 知りたいので,載せて問題からlinkをはる。

中心をOとする円周上に2点 A, B をとる。
線分ABを弦という。

三角形OAB は 二等辺三角形である。
中心O は 弦の垂直二等分線上にある
∠ AOB = θ,   円の半径を r とする。
三角形OAB に余弦定理 を使うと、\({\rm AB}=\sqrt{2}r\cdot \sqrt{1-\cos\theta}\)
AB の中点を M とすると、
\({\rm AM}=r\sin\dfrac{\theta}{2}\) なので、 \({\rm AB}=2r\sin\dfrac{\theta}{2}\)
この2式を比較すると半角の公式が出る。
関連すること
円周角正弦定理接弦定理方べきの定理