160422 初版 160422 更新

確率変数と確率分布

集合Xの要素 xk から 実数の部分集合 P = {p| 0 ≦ p ≦1} の要素 への 対応を考える。
X を確率変数という。 この対応を確率分布という。
X が xk のときの確率が pk であることを
\(P(X=x_k)=p_k\) と表す。
確率分布の性質
\(X=\{x_1,x_2,x_3,\cdots,x_n\}\), \(P(X=x_k)=p_k\) とする。
\(\displaystyle{\sum_{k=1}^np_k=1}\)

例 1

3枚のコインを同時に投げる。 表の枚数を X とする。
確率分布を表にすると
X 0 1 2 3
P \(\dfrac{1}{8}\) \(\dfrac{3}{8}\) \(\dfrac{3}{8}\) \(\dfrac{1}{8}\) 1

例 2

数が1つずつ記入された9枚のカードがある。
1 が 4枚,2 が 3枚,3 が 2枚である。 この中から1枚を抜き出しそのカードの数をXとする。
確率分布を表にすると
X 1 2 3
P \(\dfrac{4}{9}\) \(\dfrac{3}{9}\) \(\dfrac{2}{9}\) 1

例 3

白玉5個,赤玉3個入っている袋から同時に3個取り出す。 白玉の個数をXとする。
確率分布を表にすると
X 0 1 2 3
P \(\dfrac{1}{56}\) \(\dfrac{15}{56}\) \(\dfrac{30}{56}\) \(\dfrac{10}{56}\) 1