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160422 初版 160422 更新

期待値と分散

X={x1,x2,x3,,xn}P(X=xk)=pk とする。
確率分布の表
X x1 x2 x3 xn
P p1 p2 p3 pn 1

期待値の定義

nk=1xkpk を 確率変数の期待値または平均といい, E(X) で表す。単に m と書くこともある。

分散の定義

確率変数 X の期待値を mとする。
(X - m)2 の平均を,X の分散といい, V(X) で表す。
すなわち,V(X)=nk=1(xkm)2pk

標準偏差の定義

X の分散の正の平方根を Xの標準偏差といい, σ(X) で表す。

分散の求め方

V(X) = E(X2) - (E(X))2
(X2 の平均) から (Xの平均)2 を引いたものと等しい。
証明
V(X)=nk=1(xkm)2pk
=nk=1xk2pk2mnk=1xkpk+m2nk=1pk
=nk=1xk2pk2mm+m21
=nk=1xk2pkm2 =E(X2)(E(X))2