121218 初版 161114 更新
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\(f(x)\) は多項式関数であるとする。
曲線 \(y=f(x)\) と \(a\) に対して,
点A \((a,f(a))\)における接線の方程式を \(y=g(x)\) とすると,
\(g(x)\) は\(f(x)\) を\((x-a)^2\) で割った余りである。

実際,

実際\(f(x)\) を\((x-a)^2\) で割って商を\(q(x)\) とする。
余りをさらに\(x-a\) で割ったとして, \(f(x)=q(x)\cdot (x-a)^2+a_1(x-a)+a_0\)とすると,
まず,直ちに\(a_0=f(a)\) である。 (普通の剰余の定理)
接線の傾きは\(\displaystyle{f^\prime(a)=\lim_{h\rightarrow 0}\frac{f(a+h)-f(a)}{h}}\)
だから,\(f(a+h)-f(a)=q(a+h)\cdot h^2+a_1h\) より,\(f^\prime(a)=a_1\)
したがって,\(y=a_1(x-a)+a_0\) は 接線の方程式 である。

簡単に計算する方法  スーパー組立除法特に接線

副産物がある。

\(f(x)\) は多項式関数であるとする。
曲線 \(y=f(x)\) と \(a\) に対して,
点A \((a,f(a))\)における接線の方程式は \(y=f^\prime(a)(x-a)+f(a)\) であるが,
\(f(x)-(f^\prime(a)(x-a)+f(a))\) は\((x-a)^2\) を因数にもつ。