SSH指定を活用した数学教育

はじめに
 数学とはなんでしょうか。
 また,数学教育とはなんでしょうか。なんであるべきでしょうか。
 自分自身にとって というのを付け加えてもいいですが, いつも問いかけていたいものです。 前回お話ししてから半年以上が過ぎて, この頃考えていることをまとめておきたいと思いました。 限られた時間ではありますが,いくつかお話しします。
 まずは,金沢先生の畳み込みについて。 p 乗数の和の考察については,私自身20年位になります。 高教研の研究集録にもたびたび書きました。 確か,T先生(現K高校校長)が教育センターの指導主事だった頃に出された問題が 発端だったと思います。
 本校理数科の学校設定科目 数理科学 について, 導入理由と思想を残しておきたいと思います。 賛同される方が,他校での導入を考えるための助けになればとも思いますし, 数年後,何でこの科目があるのかといったとき 残そう, やめようという議論の参考になればと思っています。
 数学分野の生徒課題研究について。 どのようなテーマがあるか悩むところです。 私はいろいろなところで同じことを書いていますが, 基本的な考え方は変わっていません。
 この SEM で思いついたことが発端で, 英語による数学の授業を企画しました。 県内のいくつかの高校でも,実施されました。 そのことについて,記録を残しておきたいと思います。
 プロジェクタのある授業を 実施して2年目になります。 試行錯誤の記録です。 この頃,県内のいくつかの高校で電子黒板が導入され始めました。 数学ではどのように使えるかという話です。
 金沢先生の畳み込み以外は 本校SSHの研究報告集に書いてあることが中心になっています。 書ききれなかった思いを若干補足しています。