130324 初版  130324 更新
トップページ
\(\vec{0}\) を零ベクトルとするとき, \(\vec{a}+\vec{0}=\vec{0}+\vec{a}=\vec{a}\)
また,平行なベクトルの和は長さを和とした実数倍で定義できる。

零ベクトルでない2つのベクトル \(\vec{a}\), \(\vec{b}\) が平行でないとする。

\(\overrightarrow{\rm OA}=\vec{a}\),   \(\overrightarrow{\rm AC}=\vec{b}\)  となるように,3点O, A, C をとる。
\(\overrightarrow{\rm OC}=\vec{p}\) を \(\vec{a}\), \(\vec{b}\) の和という。
\(\vec{p}=\vec{a}+\vec{b}\)
2つのベクトルの継ぎ足しである。
図のように,平行四辺形OACBを考えて分かるように,
\(\vec{a}+\vec{b}=\vec{b}+\vec{a}\)
交換法則が成り立つ。
また,この図において,
\(\vec{a}=\overrightarrow{\rm OA}\),   \(\vec{b}=\overrightarrow{\rm OB}\) 
\(\overrightarrow{\rm OC}=\vec{a}+\vec{b}\)  この見方は, 2つのベクトルの合成である。
\((\vec{a}+\vec{b})+\vec{c}=\vec{a}+(\vec{b}+\vec{c})=\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}\)
結合法則が成り立つ。
したがって,和は順序によらない。
また、
\(\overrightarrow{\rm AB}+\overrightarrow{\rm BA}=\overrightarrow{\rm AA}\) だから
\(\vec{a}+(-\vec{a})=\vec{0}\)