121212 初版 131101 更新
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MathJaxがあまりにいいので, 調子に乗って書いてみる
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まずは,\(y=\dfrac{k}{x}\)を再考しよう。

\(f(x)=\dfrac{2}{x}\)とする。
この式の意味はここ
表をかいてみる。
\(x\) \(-3\) \(-2\) \(-1\) \(0\) \(1\) \(2\) \(3\) \(4\)
\(f(x)\) \(-\dfrac{2}{3}\) \(-1\) \(-2\) nil \(2\) \(1\) \(\dfrac{2}{3}\) \(\dfrac{1}{2}\)
関数では次のことに注意する。
定義域,値域,増減,最大・最小
\(f(x)=\dfrac{2}{x}\)とする。
定義域は,特に何もかいていなければ,\(x < 0\), \(0 < x\)
\(y=f(x)\)として,値域は,\(y < 0\), \(0 < y\)
増減については
\(x < 0\)においては減少 (\(x\leqq 0\)と0を入れることもある)
\(x > 0\)においても減少 (\(x\geqq 0\)と0を入れることもある)
増減表も早いうちに学ぼう。  全日本増減表利用促進協議会
↘は減少を, ↗は増加を表す。
\(x\) \(-\infty\) \(-0\) \(0\) \(+0\) \(+\infty\)
\(f(x)\) \(0\) \(-\infty\) nil \(+\infty\) \(0\)

グラフ
グラフは原点に関して対称である。
表を見ても対称性はわかる。
式でも説明したい。
表を見て分かることを式でかいてみると,
\(f(1)=-f(-1)\)
\(f(2)=-f(-2)\)
\(f(3)=-f(-3)\)

一般に,
\(f(a)\)と\(f(-a)\)を比べよう。
\(f(a)=\dfrac{2}{a}\)
\(f(-a)=\dfrac{2}{-a}=-\dfrac{2}{a}\)
したがって,\(f(a)=-f(-a)\)
これが式の上での対称性である。
この曲線は,直角双曲線
双曲線には,漸近線があり,この場合直線x=0およびy=0
式の上では,
\(k>0\), \(f(x)=\dfrac{k}{x}\)として,
\(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow +\infty}f(x)=0}\),  \(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow -\infty}f(x)=0}\),  \(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow +0}f(x)=+\infty}\),  \(\displaystyle{\lim_{x\rightarrow -0}f(x)=-\infty}\),