130103 初版
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\(a\)を定数として,\(f(x)=\sqrt{ax}\)とする。
これは2乗に比例する関数\(g(x)=kx^2\)の 逆関数である。
ただ,\(g(x)\)は 2:1 の対応なので,逆関数には注意が必要である。
関数では次のことに注意する。
定義域,値域,増減,最大・最小
a=2, すなわち,\(f(x)=\sqrt{2x}\)とする。
x 0 1 2 3 4
\(f(x)\) 0 \(\sqrt{2}\) 2 \(\sqrt{6}\) \(2\sqrt{2}\)
定義域は,特に何もかいていなければ,\(x \geqq 0\)
\(y=f(x)\)として,値域は,\(y \geqq 0\)
増減については,
定義域のすべてにおいて,単調に増加する。
増減表も早いうちに学ぼう。  全日本増減表利用促進協議会
↘は減少を, ↗は増加を表す。
a > 0, \(f(x)=\sqrt{ax}\)
x 0 a +∞
f(x) 0 a +∞

a=-2, すなわち,\(f(x)=\sqrt{-2x}\)とする。
x -4 -3 -2 -1 0
\(f(x)\) \(2\sqrt{2}\) \(\sqrt{6}\) 2 \(\sqrt{2}\) 0
定義域は,特に何もかいていなければ,\(x \leqq 0\)
\(y=f(x)\)として,値域は,\(y \geqq 0\)
増減については,
定義域のすべてにおいて,単調に減少する。
増減表も早いうちに学ぼう。  全日本増減表利用促進協議会
↘は減少を, ↗は増加を表す。
a < 0, \(f(x)=\sqrt{ax}\)
x -∞ a 0
f(x) +∞ -a 0

グラフ
グラフ1 \(y=\sqrt{2x}\)
グラフ2 \(y=\sqrt{-2x}\)
グラフ1グラフ2 は y軸に関して対称である。
表を見ても対称性はわかる。
一般に,
\(f(x)=\sqrt{kx}\) と \(g(x)=\sqrt{-kx}\) を比べよう。
\(f(a)=\sqrt{ka}\)
\(g(-a)=\sqrt{(-k)(-a)}=\sqrt{ka}\)
したがって,\(f(a)=g(-a)\)
これが式の上での対称性である。
この曲線は,放物線の一部である。

つづく