130324 初版 130813 更新
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このsite の読者は誰であるか,特に指定していない。
例えば,この章であれば,高校1年生が最初に学ぶときに読むとも 思っているが,
一度学校の授業で学んだ人が, 定期テストの復習のために読む人もいれば,
3年の受験時に読む人もいれば,
中学以下の生徒や大学生以上の一般の人かも知れない。
このごろ,学びなおしやスパイラルという言葉が, 算数・数学教育の世界で取り上げられるが,
発達段階に応じて,同じものでも深みを増してくるのは当然である。
このsite はそのように書くつもりであって, 算数・数学の啓発にしたいと考えている。
私も幼少のころは矢野健太郎先生や,遠山啓先生の本で, 数学の世界に魅せられた。
到底足元にも及ばないが, 数学とは何か,数学を学ぶということはどういうことかを, 記していきたい。
数や文字の掛けあわせを項という。
文字は数を表すとする。 したがって,文字の掛け合わせは順序によらない。
項の例  \(2xy\), \(3abx^2\), \(-4cxy^2\)
項の文字数を次数という。
項の文字以外の部分を係数という。
特定の文字に注目する場合,
注目する文字数を次数という。
注目する文字以外の部分を係数という。
x, yに注目する。
次数 係数
\(2xy\) 2 2
\(3abx^2\) 2 3ab
\(-4cxy^2\) 3 -4c
項の連結・結合を式という。
結合は,結合法則と交換法則を仮定する。
したがって,項の順序を入れ替えることができる。
\(x^2-xy+y^2-2ax+3by-7ab\) と
\(x^2-2ax-xy+y^2+3by-7ab\) は等しい。
項を,次数の高いものから低いものへ並べることを,降べき順に並べるという。
項を,次数の低いものから高いものへ並べることを,昇べき順に並べるという。